2021年3月現在、料金が安いだけでなく、コスパの良い(値段に対するサービスの良い)携帯電話(SIM)は楽天モバイルと日本通信SIMである。どちらを選ぶべきかは利用量や住んでるエリアによるだろう。
楽天モバイルはRakuten Linkアプリの利用で無制限に通話が無料でできる。また、楽天回線エリアなら高速データ通信も無制限で利用できる。
>>> 【月額0円から月額3278円】楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)【Rakuten Linkで国内通話料無料】
日本通信SIMなら月額2178円(税込)でドコモの高速データ通信が20GB利用でき、70分間電話回線を使った通話が無料である。
>>> 【月額2178円】日本通信SIM【高速データ通信20GB、70分間の無料通話付き】
この記事では2021年3月現在、料金が安く、コスパの良い携帯電話として
▶ 楽天モバイルの料金とサービス
▶ 日本通信SIMの料金とサービス
から
▶ 楽天モバイルと日本通信SIMの比較まとめ
まで述べていきたいと思う。
楽天モバイルの料金とサービス
楽天モバイルは初期費用が3300円(税込)、月額0円から月額3278円(税込)で利用できる。また、MNPを利用し、電話番号を維持したまま他社から楽天モバイルへ転入する場合はMNP手数料として+3300円もかかる。
解約はいつでも解約料(違約金)等がかからずにできる。初期費用が安く、解約による費用もかからないため軽い気持ちで試しに利用してみても良いだろう。
>>> 【月額0円から月額3278円】楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)【Rakuten Linkで国内通話料無料】
月額料金はデータ通信の利用量によって
0円(~1GB)
1078円(~3GB)
2178円(~20GB)
3278円(20GB以上)
4段階になっている。1GB以下しか利用しなかった月なら、月額の基本料金は0円となる。また、楽天回線エリアなら高速データ通信が無制限で利用できる。どんなにデータ通信を利用しても上限金額は税込3278円と変わらない。
データ通信量が月によって変わる人だけでなく、モバイルデータ通信量の多い人も安く携帯電話を使いたいなら楽天モバイル一択になるだろう。
くわえて、楽天モバイルはRakuten Linkアプリの利用で無料通話が上限無しにできる(Rakuten Linkアプリを利用せずに国内通話をした場合、Rakuten Linkアプリを利用しても国際電話をすると別途通話料金が必要になる)。
ただし、「高速データ通信を無制限で利用」「無制限の無料通話」といった楽天モバイルのメリットを享受するには楽天回線エリアで利用しなければならない。
楽天回線エリア
現在の楽天回線エリアは楽天の通信・エリアのページで確認できる。

楽天回線エリアは2021年3月時点で都市部に限られている。
2021年3月時点の関東エリアの楽天モバイルサービスエリア(network.mobile.rakuten.co.jpより)。濃い赤色部分が「楽天回線エリア」、薄いピンク色のエリアは「パートナー回線エリア(au回線エリア)」になっている。
パートナー回線はau回線を利用しており、こちらは全国に広がっている。パートナー回線エリアでは毎月5GBまでしか高速データ通信を利用できない。
海外では楽天回線エリア外として、1ヶ月2GBまで高速データ通信を利用できる。

パートナー回線エリアで5GB以上、海外では2GB以上利用してしまうと、通信速度が最大128kbpsに制限されてしまう。
楽天モバイルは2021年夏までに楽天回線エリアの人口カバー率を96%にまで拡充するとしている(network.mobile.rakuten.co.jpより)。また、5G対応機種なら、同じ料金で5Gも使えるようになる。2021年夏には今よりも使いやすくなっているだろう。
解約のしばりもなく、違約金などは請求されないため、とりあえず実験的にでも利用してみるべきだ。
>>> 【楽天回線エリアで高速データ通信が無制限】楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)【Rakuten Linkで国内通話料無料】
解約料(違約金)等がかからずに解約できるため不満なら解約すれば良い。
主に楽天回線エリア「外」で携帯を利用する人、または楽天回線エリアでも速度に満足できなかった人は日本通信SIMがおすすめである。
日本通信SIMの料金とサービス
日本通信SIMでは3キャリア対抗プランとして「合理的20GBプラン」が提供されている。こちらの合理的20GBプランではドコモ回線の高速データ通信が20GB、70分通話料金が付いて月額2178円(税込)となっている。初期費用としては月額の基本料金のほかに3300円(税込)、MNPを利用し、電話番号を維持したまま他社から日本通信SIMへ転入する場合はMNP手数料として+3300円もかかる。楽天モバイルと同様に、こちらもしばりはなく、最低利用期間、解約金等の請求は無い。
無料の70分通話もRakuten LinkのようなIP電話品質ではなく、電話回線を利用するため音質は良い。もちろん、電話番号が付与され、SMS(ショートメッセージ)も利用できる。
また、追加のデータ料、通話料も安い。1GB追加するのに250円、70分以上の通話して無料通話時間を過ぎると、30秒10円で利用できる。この30秒10円の通話料も大手キャリアに比べて安くなっている。電話料金をさらに下げたいなら、日本通信SIMでもIP電話を利用すれば良いだろう。

3大キャリア対抗プランとあるように、価格で見るならドコモ、au、ソフトバンクを利用するより日本通信SIMを利用した方が良いだろう。
くわえて、日本通信SIMは高速データ通信の速度の点でも満足度の高いSIMとなっている。
日本通信SIMの速度
日本通信SIMは都心部でほぼドコモの4Gが利用できる。
みんなのネット回線速度による「日本通信SIMの通信速度レポート」では格安SIM速度ランキングで18番中1位の速度を長期間達成している。

Ping値:44.0ms
ダウンロード速度:45.29Mbps
アップロード速度:19.17Mbps
(2021年3月現在)
Ping値はインターネットの応答速度をいう。Ping値が低いと速度が速くなる。ms(ミリ秒)とは、1000分の1秒を表している。
ダウンロード速度は読み込み時間、アップロード速度はネット上にデータを上げる時間になる。上記サイトで主に利用する地域の速度と比較してみよう。
ただし、余ったデータ量を翌月以降に繰り越すことはできない。
楽天モバイルと日本通信SIMの比較まとめ
楽天モバイル (Rakuten UN-LIMIT Ⅵ) |
日本通信SIM (合理的20GBプラン) |
|
---|---|---|
初期費用(初期手数料) | 3300円(税込)。MNPで転入する場合はMNP手数料として+3300円。 | 3300円(税込)。MNPで転入する場合はMNP手数料として+3300円。 |
月額料金 | 月額0円から月額3278円(税込) | 月額2178円(税込) |
データ通信量および料金 | 何GBを利用しても、月額3278円(税込)。ただし、パートナー回線エリアで月5GB以上(海外では2GB以上)利用すると、通信速度が最大128kbpsに制限される。 | 20GB。20GBを越えると低速通信になる。マイページから1GBあたり250円で高速データ通信の追加購入ができる。 |
通話料金 | Rakuten Linkアプリの利用で無料。アプリ未使用時の通話料は30秒20円。 | 70分無料。70分以降は30秒10円。 |
デメリット | 「高速データ通信を無制限で利用」「無制限の無料通話」は楽天回線エリアに限定されている。機種によっては一部の機能が制限される。 | 高速データ通信は20GBまで。余ったデータ量を翌月以降に繰り越すことはできない。 |
network.mobile.rakuten.co.jp、nihontsushin.comより(2021年3月現在)
月額の基本料金は楽天モバイルで月額0円から月額3278円(税込)、日本通信SIMで月額2178円(税込)となっている。
楽天モバイルと日本通信SIMいずれも初期費用に3300円(税込)や他社にMNPで転出する場合はMNP転出手数料3300円がかかるものの、他に違約金や最低利用期間といったしばりはない。いずれも気軽に申込ができるだろう。
>>> 【月額0円から月額3278円】楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)【Rakuten Linkで国内通話料無料】
>>> 【月額2178円】日本通信SIM【高速データ通信20GB、70分間の無料通話付き】
月額の基本料金が0円で利用できるため、まずは楽天モバイルから申し込んでみるべきだ。主に利用するエリアが楽天回線エリアであり、十分な速度がでるなら、楽天モバイルの利用を継続すれば良いだろう。
楽天回線エリア外での利用が多かったり、機能が制限されてしまう機種を利用しているなら日本通信SIMの利用も検討すべきだ。楽天モバイルはiPhoneでも楽天回線エリア外での機能が制限されてしまう。

この点は実際に楽天モバイルのSIMを刺して、利用してみないことにはわからないだろう。
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