インターネットは利用者が継続してくれればくれるほど、回線事業者やプロバイダが儲かる仕組みになっている。最初の工事やルーターの配送が終われば、基本的に何をしなくとも、利用者から毎月自動でお金が入金される仕組みになっているからだ。消費者側から見れば、こうした企業側の利益が発生する前に乗り換えキャッシュバックキャンペーンを利用した方がインターネットの料金を抑えられる。
インターネット料金にはキャンペーン分の料金を上乗せされるわけなので、2年に1回利用者はインターネットを解約し、乗り換えキャンペーンでの利益を享受すべきだ。月額の料金も見直せば更に安く抑えられるだろう。
今のインターネットを2年以上利用している人は積極的にキャッシュバックを受けるべきなのである。
この記事ではインターネットの乗り換え、プロバイダ、回線事業者の乗り換え(変更)を検討している人に向けて
▶ インターネットの乗り換えの際に必要な「手続き」
▶ 光プロバイダの「正規販売店サイト」によるお得なキャンペーン
から
▶ インターネット乗り換えを2年に一回必ず検討すべき理由
といった業界の裏話を含めて詳しく述べていきたいと思う。
インターネットの乗り換えで必要な手続き
インターネットの乗り換え、プロバイダ、回線事業者の乗り換え(変更)で必要な手続きは
1.新しく契約するプロバイダ、回線事業者との「契約」手続き
2.これまで使っていたプロバイダ、回線事業者の「解約」手続き
の2つに分けられる。
解約は乗り換え後で良い。しかし、料金を2重に取られたくなければ、開通手続きの「月」がわかった時点で解約の申し込みはしておこう。
新しいプロバイダ、回線事業者との契約手続き
住所引っ越しでのインターネット乗り換えは新居の住所が決まり次第、契約手続きを進めておいた方が良い。工事日は即日というのが不可能であり、最短でも申し込みから2週間程度かかるからだ。特に繁忙期の2月、3月は開通工事が混み合う。新居へ入居してすぐにインターネットを利用したいなら、遅くとも引っ越す1ヶ月前ぐらいには申込みをすべきだ。
もちろん、住居の引っ越しを「せずに」インターネットを乗り換える場合も同様である。
開通工事を月初に予約出来れば、費用を2重で支払ったり、インターネットが使えない期間を作らずに済むはずだ。
下記で紹介するプロバイダ、回線事業者の正規販売店サイトから申し込みをした場合、早ければ当日に契約の電話がかかってくる。電話で各種規約に承諾したら、開通工事日の日程を予約する。
乗り換えの簡単な流れをまとめると
1.販売店からプロバイダ、回線事業者の申し込みをする
2.販売店から連絡があり、プロバイダ、回線事業者が設置可能エリアかどうか、今後の手続きについて説明を受ける
3.販売店もしくは工事業者から工事の連絡が入る。光コラボ間の乗り換えなら、基本的に工事不要である(フレッツ光⇔ドコモ光、SoftBank光など)。
4.必要書類の郵送もしくはFAX
5.開通工事
6.これまで使っていたプロバイダ、回線事業者の解約
以上の作業が必要になる。
解約金や新規契約の際にかかる費用が心配の人もいるかと思う。
その場合でも
・プロバイダ、回線事業者の新規契約の際にかかる費用(工事費を含む初期費用は少額のことが多い)
・プロバイダ、回線事業者の新規契約の際に受けれるキャッシュバック額(代理店を工夫すれば高額キャッシュバックも可能)
・プロバイダ、回線事業者の解約の際にかかる費用(解除料9500円~、分割で支払っている工事費用が残っているならその返済)
の3つだけ意識して確認するようにすれば、不安要素も無くなる。特にキャッシュバック額が大きければ、乗り換えにより大きくプラスにするのは難しくない。
2.これまで使っていたプロバイダ、回線事業者の解約
「解約」手続きで必要になる作業は
1.プロバイダ、回線事業者の解約
2.モデムや光回線終端装置(ONU)の返却
が主となる。
最近はプロバイダと回線事業者が一緒になっているサービスも多い。ソフトバンク光やNURO光が良い例で、この場合プロバイダと回線事業者の解約は一緒に行える。
プロバイダと回線事業者が別会社の場合、それぞれで解約の手続きが必要になる。
プロバイダの多くはネット上で解約できる。yahoo BB、nifty、So-net、BIGLOBEなど、契約しているプロバイダのホームページから「ユーザーネーム」、「パスワード」を入力し、ログインすれば簡単に解約の手続きが出来る。
プロバイダよりも面倒なのは回線事業者の解約だ。フレッツ、ソフトバンク光、NURO光、auひかり等、こちらは基本的に電話での解約が必須となる。
ちなみに、これまで使っていたプロバイダ、回線事業者の料金は日割りで計算してくれない。特にプロバイダの方は日割りでの計算が「なされない」のが普通なので、3月1日に解約しても3月31日に解約しても、月に入ってからでは同じ料金が請求される。支払った分を少しでも利用したいなら、解約は月末が良いだろう。そうすれば次の月からは新しいインターネットを利用することになり、2重のインターネット料金は発生しない。
インターネット契約時にモデムや光回線終端装置(ONU)はレンタルするか、購入するかを選んでいる(多くの人はレンタルしている)。レンタルしていた場合、モデム、光回線終端装置(ONU)は返却しなければならない。
返却先の住所は解約時に電話かメールで指示がある。壊れないように、しっかりと梱包した上で、指定の住所へとモデム、光回線の場合は光回線終端装置(ONU)を指定期日までに送り返さなければならない。
光回線終端装置(ONU)。ASDLの場合は「モデム」を使い、光回線の場合は「光回線終端装置(ONU)」を使う。契約時に送られてくるONU、モデムが入っていた箱を取っておくと、返却時の梱包も楽である。箱を捨ててしまった場合は、配送用に箱を自分で用意する必要があるだろう。
この返却が面倒という人もいる。しかし、解約せずに継続しても、モデムや光回線終端装置は引越し先に持っていかなければならない。手間はあまり変わらないだろう。
ちなみに、解約による料金(違約金、解約料)は2年以上使っていても更新月でなければ発生してしまうのが普通だ。解約時に料金が発生するかどうかは解約の電話の際に伝えられるはずだ。
光プロバイダの「正規販売店サイト」によるお得なキャンペーン
プロバイダ、回線事業者の契約は家電量販店をはじめとして様々な方法がある。家電量販店でのインターネット申し込みもポイントバックキャンペーンはある。
ネット上のプロバイダ、回線事業者正規販売店サイトの方が現金で、かつ多くのキャッシュバックを受けれる。こうした正規販売店サイトでないと、お得なキャッシュバックは受けれないと思った方が良いだろう。正規販売店サイトは店舗を持たず、コストを抑えられるため、その分を申込者に還元できる。
繁忙期は回線工事が非常に混み合うため、キャッシュバック額が少なくされることも多い。キャッシュバックを多くもらいたい人は早めに申込みをしておくべきだ。
下記では
1.フレッツ光の正規販売店サイト
2.ドコモ光の正規販売店サイト
3.auひかりの正規販売店サイト
4.ソフトバンク光の正規販売店サイト
5.NURO光の正規販売店サイト
の順に紹介していこうと思う。
1.フレッツ光の正規販売店サイト
回線事業者最大手のフレッツ光(NTT)は安定的な速度とサービスが提供され、日本全国広い範囲で利用できる。
マンションタイプ、ファミリータイプ(戸建住宅)でそれぞれ3プランあり、料金も異なる。自宅でインターネットをあまり利用しない人には2段階定額プランがあり月額2000円+工事費~。使い放題のフレッツ光ネクストなら月額2400円+工事費~になる。
ただし、フレッツ光の場合、プロバイダの申し込みが別途必要になる。フレッツ光の月額料金にくわえて、1000円程度の料金がかかる。
フレッツ光の正規販売店サイトで新規申し込みをすると、最大7万円のキャッシュバックを受けれる。
「フレッツ(SOHO)+指定プロバイダ+NTTオプション+指定サービス」の申し込みで7万円のキャッシュバックを受けれる。SOHOは自宅で事業をしている人になる。副業で多少の収入がある人でも適用を受けれる。NTTオプション+指定サービスはすぐに解約できる。これらの料金を支払っても、キャッシュバック7万円は大きいだろう。
フレッツ光で契約を考えているなら、キャンペーン期間中に申し込みだけでもしておくべきだ。
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ドコモ光からフレッツ光など、光コラボによる乗り換えでは工事なども必要なく、手続き上も簡単である。住所が変わる引越しをしなくとも、乗り換えは積極的に検討してみるべきだ。
2.ドコモ光の正規販売店サイト
ドコモ光はマンションタイプがプロバイダ料金込で月額4000円~になっている。ドコモのスマートフォンとセット利用にすれば、スマートフォンの利用料金が100円~3500円も割引となる。
また、正規販売店からの申し込みで1.5万円の現金キャッシュバックとdポイントをもらえる。1.5万円のキャッシュバックは条件なしでもらえ、ひかりTV やDAZNを一緒に申し込めば2万円までキャッシュバック額を増やせる。光コラボによる転用で解除料と契約手数料を支払っても、現金とdポイントのキャッシュバック分の方が大きくなるだろう。
また、クレジットカードの「dカードGOLD」でドコモの携帯およびドコモ光の料金を支払うと、請求額10%の還元を受けられる。しかも、dカードGOLDはこのサイトからの申込で2.25万円分のキャッシュバックを受けれる。
dカードGOLDの申し込みでキャッシュバックが受けれるサイト。こちらのサイトで無料登録後「dカード」で検索してみよう。ドコモ光への乗り換えを検討してるなら、dカードGOLDも一緒に申し込みをすべきだ。
ドコモ携帯利用者が光コラボによる乗り換えをするならドコモ光が最優先になる。光コラボによる乗り換えなら工事も必要なく、手続きは簡単である。
下記ネット代理店を通してドコモ光に乗り換えれば負担する費用よりもキャッシュバック金額の方が多くできるだろう。
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3.auひかりの正規販売店サイト
auひかりのマンションタイプは月額プロバイダ料金込でマンションタイプが4300円~、戸建住宅タイプが5600円~になっている。
auのスマートフォンとauひかりをセットで利用すれば、スマートフォンの利用料金が月額500円以上も割引となる。
更に、正規販売店サイトからの申し込みで戸建タイプが2.5万円、マンションタイプが最大1.5万円のキャッシュバックを受けれる。他にも、乗り換えに伴う解約金や工事費用が無料になったり、正規販売店サイトからの申し込みで合計12万円以上の還元を受けれる。
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auひかりは他社からの引越しでも工事が必要など少々の手間はある。しかし、この代理店を使ってauひかりに乗り換えれば、インターネットの乗り換えで費用がかかるどころか、キャッシュバック額の方が多くなるだろう。
au携帯ユーザーなら、auひかりへの乗り換えを優先的に考えるべきだ。
4.ソフトバンク光の正規販売店サイト
ソフトバンク光はマンションタイプで月額3800円、戸建住宅で月額5200円になっている。もちろん、プロバイダ料込の料金になる。月額料金は光回線事業者の中でも安い方である。
さらに正規販売店サイトを通して申し込みをすると、月額料金を1年間3000円割引してもらえる。つまり、マンションタイプなら月額800円にまでインターネットの料金を下げれる。3.6万円分の負担がなくなるのだ。
また、ソフトバンク光とソフトバンクのスマホをセットで契約すると月額500円もしくは1000円の割引を受けれる。ソフトバンク携帯ユーザーなら、ソフトバンク光への乗り換えを優先的に考えるべきだ。
>>> 【公式から申し込むよりも断然お得!】ソフトバンク光のお得な正規販売店サイト
ソフトバンク光は光コラボによる乗り換えが利用できる。たとえば、フレッツ光やドコモ光などからの乗り換えでは工事も不要であり、光回線終端装置(ONU)の返却および変更も必要ない。ONUはそのまま利用できるため、手続き上も簡単である。
住所が変わる引越しをしなくとも、ソフトバンク光への乗り換えは積極的に検討してみるべきだ。
5.NURO光の正規販売店サイト
NURO光はSo-netによる新しい光回線事業者である。月額料金はマンションタイプ、戸建住宅ともに4743円になっている。もちろん、プロバイダ料込の料金になる。戸建住宅の月額料金は光回線事業者の中でも安い方である。
基本工事費が4万円で30ヶ月分割払いになるものの、特典により実質無料にもできる。他にも、契約事務手数料3000円が初月に請求される。料金について詳しくは下記ページを参考に。

また、NURO光とソフトバンクスマートフォンの対象プラン加入で1台あたり毎月最大1000円の割引を受けれる。
戸建住宅なら料金的にも安く、ソフトバンクユーザーはセットによる割引もある
正規販売店サイトからの申し込みなら2.3万円から5.8万円までのキャッシュバックも受けれる。最大5.8万円のキャッシュバックを受けるにはNURO光でんわと指定のサービス(オプション)への加入が必須になるものの、すぐに解約もできる。
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キャッシュバックキャンペーンだけでなく、月額料金やNURO光の速度に魅力を感じている人にもおすすめである。
ただし、NURO光は屋内、屋外と工事が2度必要になる。導入までに少々の手間が生じる点は覚悟すべきだ。
【まとめ】正規販売店サイトからインターネットの申し込みをする際の注意点
上でも述べた通り、インターネットの申し込みをする際には
①解約の際にかかる費用(場合によっては高額)
②新規契約の際にかかる費用(初期費用は少額)
③新規契約の際に受けれるキャッシュバック額(代理店を工夫すれば高額)
④2年以内に解約する場合、引越し前に契約していた回線事業者やプロバイダとは「別の」サービスへ申し込む(同じ回線事業者やプロバイダではキャッシュバックを受けれない可能性もあるため)
⑤初期工事費用(土日指定だと数千円の追加料金が発生するため。平日は無料)
の5点については把握しておくべきだ。
負担するコストとキャッシュバックをきちんと把握すれば、引越しにより支出よりも収入を多くすることは難しくない。
正規販売店サイトからの申込みなら、公式ホームページよりもお得にキャッシュバックを受けれる。ただ、販売店サイトからの申し込みをする際には、販売店により違ってくるが
①2年以上の縛りが発生する(ネットの正規販売店でなくとも、通常このしばりは発生する)。2年以上経っても、「更新月以外」に解約すると違約金が発生する
②キャッシュバック額を増やすにはいくつかの有料オプションへ加入しなければならない(すぐに解約が可能)
③キャッシュバックを受けれる(現金振込時期)のは開通から3ヶ月以上先になることが多い
の3点に注意すべきだ。
契約時に電話でもこういった部分は強調して説明してくれる。しかし、個々人でもきちんと確認しておくべきである。
また、現在契約している回線でも、解約の意思を伝えると「1年間毎月1000円割引する」などの提案を受けることがある。毎月1000円なら1年で1.2万円になる。これとキャッシュバック額を比較した上で、キャッシュバック額が大きいなら誘惑に惑わされずに解約の意思を伝えるべきだ。
くわえて、新居の住所がわかっている人は申し込みだけ先にしておいた方が良い。出来れば引越しをする1ヶ月以上前に申し込みだけ行っておこう。引越し後に申し込みをするとネット開通までにしばらく時間がかかり、家にネットが開通していない期間が生じてしまう。
申し込みだけ早めに行えば、開通工事日を引っ越し当日にもできる。開通工事が引越し当日であれば、ネットが使えない空白の期間を作らなくても済むはずだ。
手続面よりも、インターネットの解約と継続により生じる「費用」を中心に知りたい人は下記記事を参考に。

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